AR360°NAVI
北広島をぐるりとナビゲート
八幡の大自然に囲まれた民宿
北広島町西部の八幡高原(やわたこうげん)は、標高約800m。夏でも涼しく快適に過ごせ、冬は雪で美しい銀世界となります。また、八千年の歴史をもつ八幡湿原は、希少な動植物も多く見られる自然の宝庫。世界的に有名な植物学者、牧野富太郎博士もこの地を絶賛しました。
そんな八幡高原にある「あるぺん屋」さんは、親子二代で切り盛りされる、地元愛にあふれる民宿です。元々はご主人の杉原幸成さんご夫妻が八幡の大自然に惚れ込み、移住されたことがきっかけでした。民宿を営みながらお米を作られ、2007年からは「八幡高原酒造」として、どぶろくや甘酒などの製造もされています。
土地の食材を活かしたお料理
宿を訪れた方が口々に言われるのが、お料理が美味しいこと。どぶろくに漬けて熟成した後、数時間かけて低温調理し、しっとり柔らかに仕上げた「芸北高原豚」。地元で旬の野菜や山菜。鴨や猪、鹿肉などのジビエ。おつまみやデザートにいたるまで、日々「旨いもん」の研究とメニュー開発を続けられています。地元食材の魅力を活かしながら、さらに創意工夫することで、より味わい深いものにされていると感じました。
自然と人の共作「生どぶろく」
樹齢400年のブナ林からしみ出した綺麗な地下軟水と、自家栽培のあきたこまち、手作りの麹を使って仕込まれるのが、酒造の看板商品「生どぶろく八幡(はちまん)」。火入れをせず瓶詰めする「生どぶろく」にこだわるのは、活性酵母によって刻々と変わるどぶろく本来の表情を、飲む人の感性で楽しんで欲しいからだといいます。
「良い材料を使って、無添加純米。その分、ごまかしは利きません。発酵状態の見極めと調整には気を遣います。」と話してくれたのは、2代目醸し手の幸大さん。丹精込めて作られた生どぶろくは雑味が無く、すっきりとしながら豊かな旨味で、お料理との相性も抜群です。
八幡ならではの体験を
お風呂は別棟になっていて、開放感満点な上にジャグジー付き。家族一緒にゆったり入れる広さなので、小さなお子様がいても安心です。また、各種体験付きの宿泊プランも大好評。高原散策をはじめ、自慢のお米を使った「甘酒つくり」や「おはぎつくり」、「薪窯ピザ」や夏の「そうめん流し」など、里山ならではの体験に子ども達も大喜び。
「八幡は、自然が好きな人には、きっと気に入ってもらえる土地。美味しいものを食べて、ゆっくり寛いでいただきたい。」と幸大さん。北広島が世界に誇る大自然と、地元「キタビト(人)」の温もりに触れられる、大変貴重なお宿です。
宿泊
要予約・子ども料金あり
-
スタンダードプラン
大人1名(1泊2日 2食付)
平日 9,350円(税込)~
土曜日・祝前日10,500円(税込)~ -
どぶろく飲み放題パック
大人1名(1泊2日 2食付)
平日 11,000円(税込)~
土曜日・祝前日 12,000円(税込)~ -
体験オプション
自然探索体験、山菜収穫体験、ピザ作り体験、バーベキューなど要相談
-
名前
民宿あるぺん屋
みんしゅくあるぺんや -
TEL
0826-37-0226
-
住所
〒731-2552 広島県山県郡北広島町西八幡原10405-3
-
駐車場
あり
-
定休日
不定休
-
WEBサイト
※記事に掲載されているスポット情報 (価格、営業時間、定休日など) は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。
記事内掲載商品価格は、原則税込価格となります。