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北広島をぐるりとナビゲート
歴史ある酒蔵の、洗練された直売所。
昔からの山陰との物流の要、石州街道。その味わい深い街並みの一角に佇んでいるのが、元録10年(1697年)に創業した300年以上の歴史を持つ酒蔵、「老亀(おいがめ)」の小野酒造です。赤い屋根瓦の続く街道の中でもはっと目を引く、縦長のガラス窓とグレーの壁の直売所は、まるでカフェや雑貨屋のような洗練された雰囲気。手造りで醸したさまざまな日本酒と、センス良く飾られた季節の置物たちが並ぶ店内は、見ているだけでも感性を刺激されます。
個性あふれる、手造りの日本酒たち。
13種類以上もある日本酒は、どれも合わせる料理やシーンを想定して醸された、多彩で個性的な味わい。広島県で開発し育てられた米と酵母だけを使って、開発者にも相談しながら味を追求しているそうです。「好きな食べ物やお酒を飲むシチュエーション、贈る相手のことなどを伺いながら、おすすめの一本や、あわせる料理を紹介させてもらっています」と語ってくれたのは、オーナー杜氏の小野さん。ここでしか買えない貴重な日本酒を選べるのも、嬉しいポイントです。
料理に寄り添う、存在感ある味わいを。
小野酒造がめざしている日本酒は、飲めるごはん!しっかり発酵させて、お米の味わいを引きだすことをベースにしつつ、華やかな香りの大吟醸や、すっきりと力強い純米酒、味わい深い熟成酒など、多様な楽しみ方に対応できるよう、それぞれの個性を引き出しています。「毎日でも食べ飽きないし、どんな料理にも寄り添って味を膨らませてくれる、存在感のある“ごはん”のような日本酒をめざしています」と楽しそうに語る小野さんから、お酒造りのこだわりと情熱を感じました。
スイーツと熟成酒の、スローなひととき。
キタビト編集部が購入したのは、日本酒では珍しい「熟成酒」。「ビターなチョコや生クリームのお菓子との相性も良いですよ」と勧めてもらったので、スイーツと一緒にいただきました。蓋を開けると、干し葡萄のような甘やかな香り。チョコを一口齧ってお酒を飲めば、カカオのほろ苦さの周りを透明な花びらのようにお酒が包んでゆっくり広がる、至福のひとときを過ごせました。お気に入りの音楽をかけながら、少しずつ目を閉じて味わう。そんなスローで贅沢な大人時間を楽しめる“あなただけの日本酒”を、小野酒造で探してみませんか?
日本酒の購入
※コロナ禍のため、2022年2月現在は試飲を行っていません
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熟成酒
770円〜
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大吟醸
3,410円〜
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純米吟醸
935円〜
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純米酒
660円〜
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名前
小野酒造
おのしゅぞう -
TEL
0826-72-2135
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住所
〒731-1502 広島県山県郡北広島町蔵迫47
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駐車場
4台
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営業時間
10:00〜18:30
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定休日
月曜日 ※4〜9月は、奇数週の日曜日も休業します。
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WEBサイト
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