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農場が直営する、レトロな町の菓子工房。
築70年ほどの建物を改装した、農場直営の小さな菓子工房「にわのにわとり」は、お店の上にある“セカイチョー靴”と書かれた大きな黄色の古い看板と、鶏のシルエットのロゴマークが目印。真っ白な壁とナチュラルな木材、吊り下げられたいくつものランプが可愛らしい店内には、農場の有精卵でつくったプリンやシフォンケーキが並びます。朝採れの新鮮な平飼い卵の直売に加えて、年末年始には熟成地鶏の食肉を購入することもできるそうです。
白金色の卵黄が、安全とおいしさの証。
「卵の黄身の色は、実はにわとりがどんなものを食べてきたのか、で決まるんですよ」と教えてくれたのは、にわのにわとりの店長で、平飼いで鶏を育てている四ツ葉農場の経営者、横山さん。“きみがスター”と名付けられた霜降り有精卵は、お米や農場内で育てているシロツメクサなどの牧草、野菜を中心とした天然の飼料を食べて育った鶏から産まれてきます。少し薄めの白金色をした黄身と、フレッシュなバターのような甘み、もっちりと弾力のある白身が特徴です。
平飼いで、伸びやかに育つ鶏たち。
食べ物だけでなく、鶏にストレスを与えない環境づくりにも取り組まれています。全国でも1%ほどしか導入されていない平飼いという飼育方法を採用し、高さが3メートルもある鶏舎には、高い場所に止まり木を設置。自由に羽ばたき、身体を動かしながら育つ鶏は、ケージの中で卵を生み続けるよりも腸内環境などが格段に良くなるそうです。「朝、産みたての卵は、ほんのり湯気が出るほどあたたかくて。ひとつひとつ、丁寧に手で集めています」
スイーツで、素材を味わう喜びを。
今回キタビト編集部が購入したのは、有精卵“きみがスター”をたっぷり使った「ぷりんマドンナ」。材料は卵黄と牛乳、生クリームに砂糖のみ。ひとさじ口に入れれば、卵の自然な甘みとコクがそのまま伝わる、ふっくらと濃厚な味わいです。口の中でふわりと溶けて、後口はさらり。ひと瓶でもしっかり満足感がありました。シャインマスカットやモンブランなどの季節限定プリンや、ナッツショコラや紅茶、どぶろく柚子などの週替りのシフォンケーキも、素材を活かした味わいを楽しめますよ。
テイクアウト
※コロナ禍のためテイクアウトのみの営業をしていますが、状況を見てイートインを再開する可能性もあります
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プリン
280円〜
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シフォンケーキ
240円〜
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名前
にわのにわとり
にわのにわとり -
TEL
050-5812-3785
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住所
〒731-1534 広島県山県郡北広島町後有田1299
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駐車場
あり
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営業時間
11:00〜18:00
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定休日
月曜〜木曜 ※水曜・木曜に、予約いただいた場合の受け渡しのみ行っています
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